阿部ブログ

1月7日(木) CSRと生物多様性と循環的農業

企業の中には屋上菜園設置の目的を社会貢献においているところがある。最近では「社会貢献」を一歩進めてCSRに取り組む企業が増えている。CSRとはそもそも「企業が社会問題と環境問題を、企業の責務として利害関係者とのやり取りのなかに自主的に組み込む」というところにある。」ポイントは自主的というところだ。社会貢献にはどこかやらざるを得ない、もっと強く言えば免罪符的な響きもある。企業が存続するためには社会の存続が、さらには自然環境の持続性が欠かせない。この自覚を持ってCSRに取り組んでいる企業のテレビコマーシャルを最近見た。商品の単なる宣伝とは異なる社会と自然と共生していく企業の姿勢を伝えている。

屋上菜園で有機栽培で野菜を育てれば、小さいながらも有機的自然が戻ってくる。そこには不十分な形にせよ生物多様性が生まれる。都市に自然を回復していくことは、そこに住む人々にとって大切なことだ。人工的建造物の世界の中に人は自らを閉じ込めることはできない。

 

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