阿部ブログ

1月11日(月)ウツと菜園生活

随分昔の話になるが、仕事でもプライベートでも大きな試練に直面しどうしようもなく落ち込んだ時があった。何をやってもうまくいかなかった。悪循環が続いた。そのため、何をやるにも気力が出てこなかった。うつろな状態で、こんな状態がこれからも続くのかと思うと絶望的な気持ちになった。そんな時、志木市で市民農園の募集があった。家内が教えてくれた。応募したところ抽選で当り、3mx4m程の面積の畑を借りることができた。初めてだったので、簡単な野菜から栽培を始めた。ミニトマト、シシトウ、モロヘイヤ、ナスなどだった。それが今日に到る迄野菜づくりをする出発点、原点になった。原点というのは野菜づくりをしながら「生きようとする意志」に触れることができたからだ。

ある日畑の雑草を抜いていた。雑草は畑ではいわば邪魔者だ。ところが私は雑草を抜いた時、閃きのように雑草の生きようとする意志を感じたのだ。今にして思うと雑草が私に声をかけたのかもしれない。誰からも大切にされず、実際には名前があるのに、雑草扱いされている雑草がなかなか抜けない。自分も誰からも相手にされず、居てもいなくても良い存在のように思い、生きていてもしょうがないと思っていた。抜かれてもいいと思っていた。しかし、目の前にある雑草は抜かれまいと頑張っている。結局私はその雑草を抜くことができなかった。そればかりでなく、「ありがとう」と言っていた。

畑仕事をしながら私の気分は段々好転していった。雑草も野菜も「生きようとする意志」を持っている。今でも私はその気持ちを日々新たにしている。

 

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