ビジネスパースン野菜づくり

ビジネスパースン野菜づくり

  

「野菜づくりを楽しむビジネスパースンの会」設立に向けて

阿部 義通

前書き・・・サラリーマンの参勤交代-心の健康のために

解剖学者の養老孟司氏が「サラリーマンは田舎暮らしと都会での会社勤めを交互にする参勤交代をせよ」と提言しています。(200817日日本経済新聞朝刊)

提言の趣旨は、

■組織の中で流れてくる情報を処理するだけで仕事をしたつもりになってはいけない

■固まってしまった発想と行動を変えるためには自然に触れ、現実のモノに触れ、経験することが大事。そのためには思いきって田舎暮らしと都会での勤務を交互に行う「参勤交代方式」を勧めたい

■自然に触れることによって五感の感覚を刺激し、目覚めさせる。そうすることで、発想が新しくなり、行動した結果が経験となり、自分を変えていくことができる

「参勤交代」は空間的なことも含めてすぐ実行することはなかなか難しそうですが、養老氏の言わんとすることは非常に示唆に富んでいます。

以下、私のささやかな農作業経験も交えながら、高度情報化社会での私たちの生き方について述べていきたいと思います。

 

本題に入る前に・・・

■ホワイトカラーのパソコン依存―パソコンに使われている? 

現在の高度情報社会では、以前に比べパソコンの前に座っている時間が格段に多くなった、というのが実感です。高度情報社会とは何でもカンでもパソコンの中に入れることのようで、まるでパソコンは魔法の箱のように思えます。

最近では“セカンドライフ”と言うPC上の仮想世界の話も聞きます。仮想世界の方に具体的現実よりもよりリアリティーを感じる人々が増えている、と言う奇妙な現象が起きているようです。そして仮想世界で行き詰まると現実に向かってまさに「逃避」してきて、この逃避が悲劇的な形になると、集団自殺になったり、人を無差別で傷つけたり、と事件を引き起こすことになります。

便利さの裏には様々なリスクがある、ということはいつの時代でも真理なのだと思います。文明の進歩と共にそれに寄り添う影のようにマイナス要素、リスクも生まれてきます。現在のような情報化社会の急速な進展の中で、仮想世界もどんどん拡大し、今迄経験したことのないさまざまの深刻な問題がクローズアップされています。ネット社会は際限なく繋がり、絡み合っていく世界ですからリスクも複雑になり、リスクマネジメントにおける限界があたらしい課題となってきているわけです。

さてホワイトカラー(あるいはオフィスワーカー)はその業務の多くを資料作成や情報収集に費やしている、とのことです。その中でPC利用業務は50.5%、その内訳の45.5%は資料作成、13.4%が情報収集・検索、そして連絡・通知・情報発信が17.5%という配分になります。(REALCOM調査による)

 

 

 

 

 

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