阿部ブログ

1月3日(日) 今年実現したいこと・初夢その3   エゴマ協働栽培農園

今年の取り組みを開始するプロジェクトの中でも、この「エゴマ共同栽培・共同分配プロジェクト」は最優先案件になっている。栽培の候補地としては、埼玉県、山口県、千葉県、三重県の4ヶ所。千葉県を除き、3県には一般社団法人ジャパンベジタブルコミュニティの仲間がいる。このプロジェクトを実行するための運営原則の策定を現在、急ピッチで進めている。この共同プロジェクトは農家と市民の協働方式を特長としているので、一番重要なのは、このプロジェクトに共鳴し、積極的に関わってくださる農家と市民の参画だ。

これが実現できれば、まず農家=生産者、市民=消費者という分断された構造を変えることができる。生産者と消費者の融合、プロシューマーの創出だ。

もう一つは耕作放棄地の増加に歯止めをかけることができる。山口県のケースだが、夫婦で農作業をやってきて、二人とも70歳を越したところで奥さんが病気になってしまい、農作業ができなくなってしまった。跡取りもいない。「俺一人ではとてもできない。もう農作業は諦めるか」と思い悩んでいる。もしエゴマを市民と協働で栽培することができれば、エゴマを転作作物にして、農業を続けられる。栽培したエゴマを子実で食べたり、エゴマ油にして摂取すれが健康増進につながる。エゴマが身体に良いことはわかっていても、国産のエゴマがなかなか手に入らない。今後とも供給不足状態は続くだろう。エゴマはもともと自給的作物だ。自分達で栽培して、自分達で消費する、という日本農業の原点に還る取り組みとなる。

 

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